赤面女子さんの作品のコンセプトのセンスには本当に目を見張るものがありますね。ここまで私の性的嗜好にドンピシャな作品を作ってくるなんて、私のために作ってくれたのか？とすら思えました(笑)
「女子校生×隠し撮り」の組み合わせ自体がAV業界全体で見ても少なく、数少ないそのジャンルの作品も大抵が「街で見かけたJKをナンパして連れ込んで盗撮」とか「パパ活JKを盗撮」といったような、所謂、赤の他人同士の絡みがほとんどなので、リアリティというか、ストーリー性を感じれずイマイチ、興奮できないんですよね。また、パパ活とかをテーマにした作品をだと女子校生を尻軽な淫乱な人間として描いているので、純粋な少女が汚れまくっているイメージを持ってまうのが嫌だったのですが、この作品は「すでに顔見知りの仲で、お互いに好意はあるけど、交際しているわけではない」という、恋愛において最も楽しく、美味しいシチュエーションをテーマにしています。この作品の4つのチャプターのうち、3つは「男の先輩×後輩JK」という組み合わせで、導入シーンの会話からも2人の関係性がよくわかる演出になっているのご素晴らしかったです。また、キャスティングにおいても1人を除き、他3人は「こういう女子校生いるわ」と思わされるような可愛らしく、大人と子供の間のような高校生という貴重な時代を生きる少女に相応しいルックスでした。その中でも、枢木あおいちゃんは本当にレベル違いでした！彼女は数年に一度レベルの天才だと思います。それこそ上原亜衣なみのレジェンドになり得るくらい。ルックスも素晴らしいのですが、彼女、本当に演技が秀逸なんですよね。絡みの際、決して大きな喘ぎ声を出すわけではないんだけど、その代わり絶妙な吐息の仕方で本当に感じているようなリアリズムがそこには存在していました。あおいちゃんのチャプターのなめだけに購入しても、十分元は取れるレベルの価値がこの作品にはあると思います。
ただ、強いて言えば、作品タイトルからもわかるようにちょっとキスに拘りすぎていましたね。あまりにもキスシーンが多すぎて、メリハリに欠けていたかと。もう少し、キス以外の前戯や絡みにも尺をとってほしかったです。
総合的には素晴らしい出来だったので、より進化した作品今後も期待したいです！